<最新の物流情報:無料ほぼ毎日更新>1分で読める!みんなのロジニュース㉙:ベトナムで2022年に新造コンテナ製造を予定。世界シェアは何%になる?NEXT中国としてのベトナム。

海上貨物

 みなさんこんにちは。
 さて本日は中国以外の国でのコンテナ製造について解説して参ります。

 早速ですが、クイズです。
 2022年4月以降を計画とし、ベトナム企業が新造コンテナ製造に参入しますが、参入によりコンテナ製造の世界シェアの何%を取る事になるでしょうか?

 正解は約15%と予想してます。
 ベトナムの鉄鋼最大手のホアファット(HuaPhat)が2022年4~6月を目処に年間50万TEUの新造コンテの製造を計画しております。


 リンクのみんなのロジニュース①や⑲で解説させていだきましたように、
<最新の物流情報:無料ほぼ毎日更新>1分で読める!みんなのロジニュース①:中国旧正月に向けての海上コンテナ不足の行方。いつまで混雑は続くの?
<最新の物流情報:無料ほぼ毎日更新>1分で読める!みんなのロジニュース⑲:新造コンテナ価格が過去最大の高騰。空コンテナ不足の解消への影響は?
 新造コンテナの95%前後は中国で製造されており、その中でも最大手のCIMUが世界シェア60%となります。
 また、2021年の新造コンテナ製造の見込みは年間316万TEUと予想されており、ベトナムのホアファットが年間50万TEUの製造を見込んでいる事から、ホアファットの世界シェアは15%前後と言う事となります。
 中国一辺倒からのシフトとなります。

 *ホアファット概要:https://www.viet-kabu.com/data/outline.php?id=HPG

 ホアフットの強みは、コンテナ生産コストの55%を占める鋼鉄のコストが高いために、自社開発のコイルを使用する所にあります。
 製造コストを下げ、一気に市場参入を目論んでいるのでしょう。
 市場シェア15%となる50万TEUの製造という事は、強気の戦略を取っていますね。

 また、特にベトナムは昨今、アパレルや家電品を中心に中国から生産シフトされており、リンクのみんなのロジニュース㉒でありますように、世界港湾コンテナ取扱いランキングでベトナム・ホーチミン港が年間718万TEUと世界23位にランクと上昇しております
 <最新の物流情報:無料ほぼ毎日更新>1分で読める!みんなのロジニュース㉒:最新2020年世界港湾コンテナ取扱いランキング。過去30年の推移も掲載。日本の港は何処へ?2030年も予想。
 今後はベトナムでの消費財の生産が活発となりコンテナ需要が期待出来ると思いますので、ベトナムのコンテナ製造会社には注目です。
 元々は鉄鋼会社が多い中国で多くの新造コンテナが生産されていましたが、コストが安いベトナムで新造コンテナを製造し、ベトナム国内も然り、隣国の中国や世界中に供給される事が増加すると思います。

 因みに、27位東京501万TEUはとっくにベトナムにも抜かれてしまいましたね。

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