<最新の物流情報:無料ほぼ毎日更新>1分で読める!みんなのロジニュース㊷:空飛ぶ自動車。21年2月の日本発⇨アメリカ向けの貨物量が驚異的!増加率は?

航空貨物

みなさんこんにちは
本日は日本発の輸出混載貨物の物量推移について解説して参ります。

さて、いつもクイズです。
直近2月の日本発⇨アメリカ向けの貨物は対前年同期比で何%だったでしょうか?


正解は174%と驚異的な増加率となりました。
自動車部品がアメリカ向けに多く輸送された事が主な理由となります。


みんなのロジニュース⑤で解説させて頂きました、アメリカ西海岸のポート混雑による船落ち貨物が大量に発生致しました。
多くが自動車部品(特に*KD部品)の輸送となり、対前年同期比で174%と驚異的な増加となっております、
*KD:Knock down。ノックダウン部品=半完成品部品。
<最新の物流情報:無料ほぼ毎日更新>1分で読める!みんなのロジニュース⑤:北米へ空飛ぶ自動車??船落ち貨物が増大。2015年の米国西海岸のロックアウト以来か?

下記図表は過去1年間の日本発⇨①合計物量と②アメリカ向け物量の推移になります。
まず①合計物量:21年1月の対前年同期比は134%。また、21年2月は同比で129%となりました。
次に②アメリカ向け:21年1月の対前年同期比は109%。また21年2月は同比で174%となりました。
アメリカ向けの2月の急増はやはり目立ちますね。

*A:日本発航空貨物混載の物量(合計とアメリカ向け)


*B:日本発航空貨物混載の物量(各地域向け)
 TC-1:アメリカ向け、TC-2:欧州、アフリカ、中東向け、TC-3:アジア向け

アメリカ向けは20年5月の6,743トンと最低の落ち込みから、21年2月は25,017トンと3.7倍となりました。
アジア向けと比較しても欧米向けはコロナ禍で物量の減少が大きくありましたが、21年1月から回復基調となりました。

最後に、このように貨物量は回復基調になりましたが、みんなのロジニュース㉜でも解説させて頂きました供給面である航空機自体が最小限のフライトとなっている事から、スペース面のタイトさは依然と継続されると思います。
<最新の物流情報:無料ほぼ毎日更新>1分で読める!みんなのロジニュース㉜:IATA(国際航空運送協会)発表。国際貨物需要はCovid-19以前の水準へ。最新の貨物需要と航空機の供給量は?

本日は以上です。

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