みなさんこんにちは。
日経平均が3万円を超えましたね。日本の実体経済や日本企業の業績に連動と言うよりも、市場のマネーが株式に流れているような気がします。少し株式バブル気味かもしれませんね。
さて、本日はコンテナ船の運賃についてのアップデートですが、直近では上昇気味?下降気味?どちらでしょうか?
答えは、直近では少し下降気味となっております。2月11日の調査会社の発表では前週から0.7%の下降となり、これで3週間連続での下落となりました。
*調査会社のDrewry Maritime Researchの米国、欧州、アジア発着主要8航路の世界コンテナ運賃指数(WCI)の総合指数に基づく。尚、運賃動向のグラフは下記貼ります。
2月11日発表のWCIでは、5,190.75ドル/FEU(FEU=40FTが1本分)と前週から0.7%下降となり、3週連続で下落となりました。
一方、昨年の同期間と比べますと198%上回る形となりました。直近では下落してますが、昨年と比べると依然として高い海上運賃ですね。
ちなみに、直近での各ルートでの運賃は下記となります。
*下降(前週比)
上海→ジェノア:8,607ドル/40FT 3%(221ドル)ダウン。
上海→ロッテルダム:8,463ドル/40FT 1%(80ドル/FEU)ダウン。
ロッテルダム→上海:1,409ドル/40FT 4%(56ドル)ダウン。
ニューヨーク→ロッテルダム:736ドル/40FT 1%(7ドル)ダウン。
*上昇(前週比)
上海→ロサンゼルス:4,236ドル/40FT 1%(45ドル)アップ。
上海→ニューヨーク:6,588ドル/40FT 1%(48ドル)アップ。
最後に、今後の見通しですが、業界では運賃は年初から高止まりしたと言われており、今後はダウン気味になると思います。
上述のように、上海発北米向けは依然として上昇しておりますが、1%アップと上昇率も落ち着いて来ており、今後は下降に向かうと思います。
また、11月中旬から始まったような、急激な運賃上昇は今後は見込まれないと思います。
*Drewry Maritime Researchの米国、欧州、アジア発着主要8航路の世界コンテナ運賃指数(WCI)の総合指数のグラフです。
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