みなさんこんにちは。
最近物流業界にもDXの波が押し寄せて来ております。
物流業者各社は社内業務以外でも、顧客とのコミニケーションに於いてDXを活用する企業が増えて参りました。
本日はその中でも、特に日系フォワーダーのDX対応について解説して参ります。
さて、早速ですがいつものクイズです。
日系フォワーダーでオンライン見積対応している3社挙げて見て下さい。
5秒前
↓
4
↓
3
↓
2
↓
1
↓
終了~
正解は、下記3社となります。(私の知る範囲で。)
①郵船ロジスティクス
②日新
③Shippio
特に③Shippioは元々デジタルフォワーダーとして業界進出しておりますが、レガシー・フォワーダーとしては、①郵船ロジスティクスと②日新が最近になって対応を開始しています。
各社のオンライン見積の詳細は下記となります。
①郵船ロジスティクス
”Yusen Vantage Focus”をサービス名として、2021年5月13日にリリースされております。
☆対象地域:
*輸出⇒香港、シンガポール、ベトナム
*輸入⇒香港、シンガポール、ベトナム、中国、米国、日本
☆対象モード:
*航空貨物、海上LCL貨物
下記リンクでデモ画面がご覧頂けます。
https://www.youtube.com/watch?v=1MI6HTBv7FI
②日新
こちらは”Forward One”をサービス名として、2021年7月30日にリリースされています。
☆対象地域:
輸出のみ⇒日本発13カ国23都市
☆対象モード:
*航空貨物、海上LCL貨物
下記リンクでデモ画面がご覧頂けます。
https://www.youtube.com/watch?v=7aC5yaaHDEE&t=9s
色々調べてみると、オンライン見積の価格は一般的な*タリフ料金が自動設定されているようで、ボリュームディスカウントが必要な物量がある荷主は、別途今まで通りメールでの問い合わせが必要です。
又、大手荷主に多い指定フォーマットに入力が必要な年間入札での対応は困難となります。
*タリフ=一般的料金表
物量が少ない出荷、スポット料金の取得や、物流コストの概算を出す際には、オンライン見積の利用は向いているかも知れませんね。
このように今後益々日系フォワーダーのDX対応が
加速して行くと考えられます。
ですが、下記リンクのみんなのロジニュース㉕で解説させて頂きました、世界のメガフォワーダーやデジタルフォワーダー専業のフレックスポートは既に数年前からオンライン見積等々のDX対応を開始しており、今までトライ&エラーでかなりの知見を有して来ていると思います。
<最新の物流情報:無料ほぼ毎日更新>1分で読める!みんなのロジニュース㉕:国際物流のDX。デジタルフォワーダーって何?各社のDX対応について。
みんなのロジニュース㉕を読みましたが、世界は進んでいますね。
日系フォワーダーのDX対応は少し遅くないですか?
郵船ロジも日新もオンライン見積は最近になってサービス開始ですよね?
そうですね。色々理由はあると思います。
①DXの風潮はあるが、社内上層部がDX対応に積極的でない。
②日系の荷主がDX対応を求めていない。
またはフォワーダーがDX化しても対応出来ない。
③そもそも、未だ需要が無いので、先行投資に踏み切れない。
辺りでしょうかね?
日本の労働生産性は世界40位と記事を見た事がありますが、
DXは生産性向上の1つのツールと思います。
頭で分かっていても、いざ取り組みとなると出来ないと言う事ですね。
国際物流業界ではこの1年好景気を継続していますので、
キャッシュがある今のうちが投資するチャンスかとは思います。
これは物流業界以外でも同じ事が言えますね。
世界的なDXの潮流で、日本社会全体でのDX対応が遅いように感じます。
本日は以上となります。
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