みなさんこんにちは。
アメリカ時間の2月20日ですが、USAデンバー空港を離陸直後に、ユナイテッド航空の右エンジンにトラブルが発生しました。
また、空港周辺の住宅地に部品の一部が落下する重大事故となりした。
機材はボーイング777型機で、エンジンはプラット&ホイットニー(PW)のPW4000シリーズが搭載されておりました。
問題ですが、日系航空会社のJALやANAでのボーイング777型でのPW4000シーリーズ搭載は何機でしょう?
合計で32機となります。JALが13機、ANAが19機となります。
(JAL:B777-200 9機、B777-300 4機。ANA:B777-200 3機、B777-200ER 11機、B777-300 5機)
”*ボーイング777″はワイドボディー機と言われる9列シートの大型機になりますが、古参機となるためにJALやANA共に2023年には多くの該当機材を退役予定としておりました。
今回の事故を受け、国土交通省からは一部運航停止の指示も出ておりますので、そのまま退役させる可能性もあります。
両社共に現在ワイドボディー機はボーイング787型機やエアバスA350機に切替中であり、運行上に大きな問題は無いと言われています。
ですが、荷主、フォワーダーの立場から、航空スペースが限られている中での運行停止はスペース確保に向けての懸念材料となります。
”*ボーイング777型”:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9C%E3%83%BC%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%82%B0777
また、昨年12月4日には、同じエンジンを搭載するJALのB777-200も那覇空港を離陸直後、左エンジンの破損事故を発生させていました。
当時は国土交通省から両社へはPW4000搭載機への点検指示はありましたが、引き続き運行はしていました。
今回はユニテッド航空の事故で、一部運行停止に至った次第です。
*ユニテッド航空の事故ではエンジン内のタービンブレードが破損しましたが、下記の写真のように部品が空から降って来ました。
住民からすれば何とも恐ろしい事故です。命に関わる事故で無かった事は本当に救われます。
*格納庫に帰還したユニテッド機です。
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