みなさんこんにちは。
本日は世界の海上コンテナ運賃の動向について解説させて頂きます。
早速ですが、いつものクイズです。
2月上旬と比べ、世界の海上運賃指数は上昇したでしょうか?下降したでしょうか?
正解は下降傾向にあります。
3月25日のアジア、アメリカ、欧州発着の主要8航路の世界コンテナ運賃指数(WCI)指数は、4,872ドル/40フィート・コンテナ(FT)となり、
2月11日のUSD5,190ドル/40フィート・コンテナから約USD320と6%程の下落となりました。
Drewry社の調査となりますが、リンクのみんなのロジニュース⑭で2月11日の状況は解説しております。
<最新の物流情報:無料ほぼ毎日更新>1分で読める!みんなのロジニュース⑭:海上運賃の動向は?上昇?下降?今後の見通しについて。
各主要レーンの2月11日との比較は下記となります。
*過去からの推移
全体的には、①米国向け需要の一段落や*②空コンテナ不足問題が解消傾向にあるため、今後も下降傾向へと思っておりましたが。。。。。
*②空コンテナ不足についてのリンク:
<最新の物流情報:無料ほぼ毎日更新>1分で読める!みんなのロジニュース㉙:ベトナムで2022年に新造コンテナ製造を予定。世界シェアは何%になる?NEXT中国としてのベトナム。
しかし、ここに来てスエズ運河での座礁事故が海上コンテナ運賃にどのような影響が出るかですね。
<最新の物流情報:無料ほぼ毎日更新>1分で読める!みんなのロジニュース:㊼速報:スエズ運河でコンテナ船が座礁。復旧見込みと今後の影響は?
折角の下降傾向と考えていましたが、
今後海上運賃は上昇しますか?
なんとも言えませんが、その可能性が大です。
コンテナ船は1日停泊(待機)でも1千万のコストが掛かる事と、NY原油市場も事故の影響で高騰しております。
https://www.jiji.com/jc/article?k=2021032700270&g=int
これらのコスト増の海上運賃への転嫁は十分に考えられると思います。
みんなのロジニュースでも最新の情報をご提供して参りますが、荷主様は船会社や*フォワーダーからも情報入手をよろしくお願いします。
*フォワーダー:リンクのビジタブルさんが詳しく解説されております。
https://kandaka.work/busitable/forwarder-english-e-mail/
本日は以上です。
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