みなさんこんにちは。
先週末の21日(日)にファイザーの2回目のコロナワクチンが成田空港に到着しましたね。
DHLがシールで企業アピールされており、いいマーケティングだなと感心しておりました。
さていきなりですが問題です。
ファイザーのワクチンは、下記リンクのロジニュース⑯でご紹介しました、どのタイプのコンテナで国際輸送されて来るでしょうか?
<最新の物流情報:無料ほぼ毎日更新>1分で読める!みんなのロジニュース⑯:ワクチンの航空輸送コンテナの種類。アクティブコンテナ、パッシブコンテナって何?エンバイロテナーってどっち?
正解は、どのタイプでもありません。(→ひっかけ問題ぽくなり、すみません。。)
ファイザーは独自の梱包様式である”ソフトボックス”を使用して輸送しております。
もう1つ、下記リンクのロジニュース②で解説させて頂きましたファイザーのワクチンの保管温度が-90℃から-50℃でしたので、パッシブタイプの保冷コンテナの中で、マイナスの温度帯の管理が最高であるva-Q-tainer(バクテイナー)でさえ-25℃から-15℃である事から、どのような梱包で輸送されて来るのか国際輸送業者としては、大変気になっておりました。
ですが、ソフトボックスはファイザーの温度帯での輸送を可能とする事が分かりました。
<最新の物流情報:無料ほぼ毎日更新>1分で読める!みんなのロジニュース②:ワクチンで航空貨物スペースが逼迫!!各社のワクチン供給量と管理温度は?
何故ソフトボックスと判明したかと言いますと、下記写真からです。
成田空港に到着し、全日空機から積卸ろし直後写真ですが、右下の箱をよく見ると”https://www.softboxsystems.com”とあります。
*成田空港の貨物上屋での作業。
この写真から、ファイザーはソフトボックスシステムズ社開発の特殊容器を使用している事が分かりました。
マイナス70℃前後を保つには、一般的な航空輸送の保冷コンテナは利用出来ず、特殊容器をワクチン輸送のために開発したようですね。
下記動画はファイザーの工場内でソフトボックスにワクチンを詰める作業から出荷までの流れとなりますが、ドライアイスで温度をキープさせていますね。
また、ソフトボックス社のHPからは、ドライアイス投入後の予冷時間は400時間(16日強)とありました。
かなり長く指定温度がキープ出来ます。
尚、HPからファイザーと似た箱で調べましたが、同モデルかは分かりませんので、ご了承くださいませ。
*ソフトボックスシステムズ社のHPから類似箱の紹介。https://www.softboxsystems.com/vaccine-shippers/
*ファイザー工場での出荷フローの動画:7:15頃から歓声が沸いておりますね!!
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