<最新の物流情報:無料ほぼ毎日更新>1分で読める!みんなのロジニュース㊹:アメリカ西海岸港湾の混雑状況が改善。港湾労働者のワクチン接種は順調なの?

海上貨物

みなさんこんにちは。
本日はアメリカ西海岸港湾の混雑状況について、解説して参ります。


早速ですが、いつもクイズです。
アメリカ西海岸のロングビーチとロサンゼルスの現在の接岸待ちのコンテナ船数を答え下さい。

正解は17隻となります。
2月中旬の40隻待ちから半数以下となっております。

リンクのみんなのロジニュース④で解説させて頂きました2月上旬の接岸待ちは40隻強で1-3週間の接岸待ちとなっておりましたが、
現在は17隻と昨年12月末以降で最も少ない沖待ちとなっております。
<最新の物流情報:無料ほぼ毎日更新>1分で読める!みんなのロジニュース④:米国ロングビーチ港の混雑なう。何隻が港で待機しているでしょうか?

また、今後の見通しについては、下記2点が影響してくると思います。
1.米国向けコンテナ貨物の物量予測。
2.港湾労働者のコロナワクチン接種の行方。 
 

1.米国向けコンテナ貨物の物量予測のついて。
リンクのみんなのロジニュース⑩で解説させて頂きました21年上半期の米国小売業向けコンテナ取扱予測では、中国からの輸入品を中心に夏頃までは好調な荷動きと見通しがされています。
<最新の物流情報:無料ほぼ毎日更新>1分で読める!みんなのロジニュース⑩:米国への輸入コンテナ量の行方。2021年上半期の増加量は?

2.港湾労働者のコロナワクチン接種の行方。  
こちらは大幅に改善されています。
米国でもエッセンシャルワーカーを中心に接種が優先されておりますが、港湾労働者もエッセンシャルワーカーである事から医療関係者を最優先とし、港湾労働者も高い優先度で接種されております。
米国全体の2月上旬の接種率は10%以下でしたが、直近では33%とかなり改善しております。
この事から港湾労働者のコロナ罹患によるオペレーションの低下は、徐々に改善されると思われます。

*世界のワクチン接種率。


以上纏めますと、今後の西海岸向けのコンテナ輸入量は、昨年末のような増加率では無いものの、引き続き旺盛な需要は見込まれます。
一方で、港湾労働者へのコロナワクチン接種が活発である事から、今後の港湾混雑は徐々に改善して行く思います。

本日は以上です。

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